愛人募集掲示板で、お金をあげますと言ってくれた人と、関係を持って、やり逃げされてしまった私。
失意のどん底中ではあったのですが、それでも愛人が欲しい気持ちは変わりがありませんでした。
一人暮らしをしている、友達の未莉に愛人がいることが分り、私の気持ちは揺れ動きます。
話を聞かせてもらったところ、大人の付き合いナシの愛人だと言うのだから、ひたすら驚かされてしまったのです。
食事デートをするだけで、家賃や光熱費のほかに、お手当の20万円も支給されている。
未莉が殆んどアルバイトをしないのは、これが理由だったのです。
「困っている女の子をサポートしたいと思う男の人っているんだよ。お金を助けますって言う精神の人ね」
より一層、魅力的な笑顔で彼女は話します。
「どうやったら、そんな魅力的な人と、出会えたわけ?やっぱり美人だから?」
「美人だからかは分らないけど、私は交際クラブを利用したんだよね」
「交際クラブ?」
未莉はユニバース倶楽部で、出会うことができたと言うのでスマホでチェックしてみました。
どうやら、登録するには、ある程度のルックスが必要だったようです。
私どう見ても、地味顔。
太っているし、未莉とは正反対…。
「私も、未莉みたいに綺麗だったらな…家賃出してくれるお金持ちと知り合えたかもしれない…」
思わず嘆いてしまったのでした。
すると「なら、有名な老舗の出会い系サイトを利用してみたらどうかな?」と言い出しました。
「出会い系?」
「出会い系でも、グレードの高いパパ活を成功させることはできるんだよ」
瞬間、私は笑顔をはじけさせました。
未莉のような美人だったら、交際クラブがお似合いだと思います。
でも私みたいに地味な女子大生では、そういうところではダメ。
だけど、未莉の利用経験のある出会い系サイトのJメールと、ワクワクメールを利用すれば、魅力的なサポーターを探せ出せると言ってくれたのです。
「安全なところだから、利用者も多いし、男の人のクオリティーも高いからね。地道に募集を続けることかな、それが最大の攻略」
未莉の表情が、いつも以上に魅力的に感じてしまいました。