未莉も利用経験のある出会い系サイトのJメール、そしてワクワクメール。
こちらでも、お金を支援してくれる人を探せると、明言してくれました。
お金がない時こそ、出会い系サイトで女の子の夢を応援してくれるリッチな人を探すべき!
これは彼女の言った言葉です。
困っている女の子に、お金をあげますと言ってくれる男の人の存在も確かなのは、未莉の経験からも確実です。
愛人の作り方は、出会い系サイト以外はなさそうです。
募集の時の注意をひとつされました。
お金の支援して欲しいという、直接的な言葉は書かないこと。
利用規約に触れてしまい、出会い系サイト自体が使えなくなってしまうということでした。
“夢を応援してくれる、優しい紳士との食事を夢見ている”と、投稿するのが良いそうです。
あとはじっくり時間をかけて、相手を探し続けるだけ。
掲示板の投稿を開始することにしました。
とても特殊な男女関係です。
答えはすぐに出ないということも、教えられていたので、頻繁な掲示板更新に励みました。
毎日のように、投稿を繰り返すことで、やっぱり連絡ってくるものです。
私の夢を、応援してくれるかもしれない方たち。
本当にお金に困ったら、よりよいサイトで助けてくれる人を募集するのが、効果的だなと実感していきました。
もちろん直ぐにというわけではありません。
なんというか、パパ活と思ってしまっている方もいるようで、食事で2万円だけの支払いと言うメッセージは多くありました。
でも一人暮らしをするのには、それでは確実に足りません。
さらに募集を続けて、太っ腹な男の人を探して行くことになりました。
ひとり暮らしを応援してくれそうな方から、連絡がやってきました!
49歳で、IT会社の役員をやっていると言う弘市さん。
ワクワクメールの私の投稿を見て、連絡をくれた方です。
最初に聞かれたことは「どういう夢を、応援して欲しいと思っているの?」でした。
大学までが遠く、通学が大変で、一人暮らしをしたいけど、その予算がない話を伝えてみました。
「なら、LINEで話してみないか?」
「はい」
無料通話アプリ交換が、直ぐに必要なことも未莉から聞かされていたため、ID交換をしました。
一人暮らしの夢が、かなり前進したような気分でした。