お金がない時は、助けてくれるお金持ちを探す。
これは、大正解な考えだったのではないでしょうか？
Jメールで知り合った、会社経営をしている宗治さんとの、お小遣い付きの食事デートを続けていった結果、私が大学を卒業するまで、家賃をしっかりと責任をもって支払うって言ってくれたのです。
その金額が、月に15万円。
考えていたよりも、上の住居に入居が可能な金額です。
喜びが、激しく燃え上がってしまう私でした。
どんな物件を選ぼうか、どんな地域にしようか、やっぱりキャンパスに近い方が良い、スーパーや駅に近い方が良い、こんなことを楽しく考えるようになっていた時でした――。
ワクワクメールで出会った弘市さんから、嬉しいプレゼントが届けられることになりました。
「そうか、家賃の方が何とか落ち着いたのなら、自分は君の生活費の方を負担してみよう」
こんな発言が、私に向け発せられたのです。
信じられませんでした。
お金をあげますの人が、2人！
光熱費や食費などで、15万円の支払いの提示でした。
これ、ものすごく楽に一人暮らしができるってことです。
1人は家賃、1人は生活費、合わせて30万円の収入を約束してもらえてしまったのです。
ついには、私の目からポロポロと涙がこぼれ落ちてしまいました。
美人の未莉は、その美貌を活かして交際クラブで愛人を探すことに成功。
地味で太り気味な私は、そういうところでは無理ですが、未莉から教えてもらった出会い系サイトで、愛人をゲットできてしまいました。
Jメールと、ワクワクメールを夢中になって利用した結果です。
憧れでもあり、夢の一人暮らしが、女子大生の私にも手にできてしまいました。
知り合った人と、お食事を続けるだけで大きな支援を受けられるのですから、窮屈な気分になることもありません。
キャンパスの近くで生活すれば、通学だって楽。
時間もたっぷりあるから、友達たちと遊ぶ時間も増やせます。
思い出をたくさん作れるキャンパスライフが、直ぐそこに迫っている状態です。